『ALL TOHO WINDSでよかった!』

2002年度卒 石川欧樹

一年以上前、例のごとくファミレスに呼ばれました。
知らないおじさん(すいませんw)2人と知った顔の先輩、すぐに思いました。〔また面倒なことに巻き込まれるのだな…〕と。嫌じゃなかったですよ!嫌だったら断ってますから!
軽い打診、確か「動き出すよ?」とかいうことぐらいしか知らされてない状態での集合。事態を把握するのにだいぶ時間がかかりました。
想像したこともなかった吹奏楽部の歴史をおじさんに聞き、びっくりすることばかり。はじめは〔無理があるんじゃないか…〕とか〔そんなうまくいくかなぁ〕とか、色々考えました。
でも頭のどこかでは、『各世代が集まる』ことにすごく魅力を感じていました。
『同じ釜の飯を食った仲間』と『演奏会するぞ、一緒にやろーぜ!』というものすごくシンプルなもの。わかりやすくて、でもとてつもない価値があること。どうなるかわかんないけど、呼ばれた以上、役目を仰せつかるしかない!そんな初回でした。

結果、ちょー大変でした(笑)
考えて考えて決定したことがなかなか進んでいかないこと。様々確保することの難しさ。明確なお知らせ。全団員への連絡不行き届きとレスポンスの少なさ。役割分担の重要性と連携が必須であること。打楽器ゆえの編成の不安定さ、練習参加状況からの再編成。参加率と音楽のクオリティ。チケット・チラシ・パンフの期限。載せるネタ・広告。集まらない資金。把握できないままに流れていく時間。
思い返せばずーっと困難でしたね(笑)あれはどうなった?これはどーだ?って。

でも、いいこともたくさんありました。
いつも練習に参加される方に声かけられること。何かあったら言ってねーってたくさん言われたこと。だんだん形になる音楽。ハマった時の爽快感。その共有。ロスとした時の不安感。その共有(笑)。パート練のあの雰囲気。パート練の効果。代奏の押し付け合い(笑)。東邦練の後のグラッチェ(笑)。中学生が喜んでいたこと。

何より本番で同じ時間を共有できたこと。
すげー楽しかったです。

現役時代、先生がよく言っていた「99%の努力、本番は1%。その1%で全部ひっくり返せる。」まさにこれでした。自分が演奏するのは本当に久しぶりでした。いろんなことを思い出し、戻ってくる感覚と動かない手足。
終ってしまえばあっという間でしたが、思い出したことの中を一つだけ。

エーコーフィルムさんのステッカー
『バンドやっててよかった!』が好きでした。
『ALL TOHO WINDSでよかった!』
そんなことを終わってからしばらく経って思いました。

今回改めて、企画・運営の難しさを感じましたが、一番大切なのは『つながり』でした。今後どうなるかわかりませんし、今「またやろう!」って言われても、即答できません(笑)

それでも、たくさんの方とつながれたこと。歴史を感じれたこと。現役の東邦生とも演奏出来たこと。
光栄に思います。

本当に楽しい演奏会でした。
ありがとうございました!

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