ALL TOHO WINDS の心意気

長尾洪基

演奏会やります?という雰囲気が実際の動きになるのに2年ほど。
やる方向で動いてみましょうか?になってから半年。
設立総会を開きALL TOHO WINDS という団体が立ち上がってからまるっと1年。
そして、本番が終わってから既に3週間経ちました。

本当にあっという間でした。
その間、なかなか思うように進める事が出来ず、皆様には大変ご心配ご迷惑をおかけいたしました。
特に前日の会場練習では運営も演奏も上手く機能せず、次の朝を迎えるのがとても怖かったです。
本番の日、何がどうなったのか、朝より一転昨日までのことが嘘のようにスムーズに運ぶようになり、出てくる音も柔らかく暖かく伸びやかになり、大変気持ちよく本番を迎えることができました。

本番の演奏では、練習で出来なかったことはやはり出来ませんでしたね。
練習で出来たはずのことも見失っってしまったりと、ミスもたくさんありました。
いつもと違うことになっちゃったこともありました。

しかし、それでも聴いて下さる方々に何かが伝わる、音楽として大切な部分は成し得ることは出来たように思います。
 

大先輩な方々も演奏会に駆けつけていただき、歴史の重みを肌で感じることが出来ました。

現役高校生の皆さん達の素晴らしい演奏を聴き新しい体制でのさらなる発展を確信いたしました。

開演当初から涙ぐんでいたり、演奏を聴いて密かに嗚咽しているお客様もいらっしゃったと伝え聞きます。

私たち演奏者側も、午前中の練習から感動の涙を見てもらい泣きし、本番中もそこここで胸を熱くし景色が涙でかすんだ方も多かったようです。

ご来場いただいた藤本校長より後日ご挨拶いただき「稲垣先生のお好きだったマイウェイは私も鮮明に記憶に残っており、目頭が熱くなりました。アンコール大迫力の校歌には皆さんの学生時代の思いや東邦愛が込められていて、あれほど心強く、心温まる校歌演奏を聞いたのは初めてです。」というお言葉も頂きました。

渾身の力を込めて作成したパンフレットは「東邦吹奏楽部の長久の流れをこれほどまでに具体的に強く感じることはこのパンフレットを見るまでありませんでした。これほど力強いパンフレットは初めてです。」などと、高い評価を頂けたようです。しかも余裕の作成部数だったはずですが残部がほとんどありません。お持ちの物を大切にして下さい。あのパンフレットは永久保存版です。作成したスタッフ達に敬意を表します。

それら全てのことは皆さんの東邦吹奏楽に対する熱き思いの現われ「心意気」なのだと強く強く感じています。素晴らしい!

終わってみれば皆さん満面の笑顔、どこ見ても充実感あふれる素敵な笑顔でいっぱいの演奏会になりました。

今だから言えますが、準備途中、何度投げ捨ててご破算にしようと思ったことか。でも諦めないで良かった。
パンフレットに書いた一文をもう一度載せておきます。

それは「望み続けろ」ということなのですね。

 

改めて心より感謝申し上げます。
ALL TOHO WINDS に参加かなわなかった方々や演奏会にご来場いただけなく遠方より思いを馳せていただいた方々をはじめ、ALL TOHO WINDS CONCERTに関わって下さった全ての皆様に。

ありがとうございました!
 

追記
終演後なだれ込んだ打ち上げは、演奏会を聴きに駆けつけて下さった人たちも加わりとても密度の高い盛大な会であったことは言うまでもありません。
一本締めでの打ち上げ終了後も、なかなか帰ろうとしない大人数のかたまりがずっと店前で熱気に溢れ語り尽くしていたのがとても印象的でした。

追記2
ただいま終演残務処理作業中です。
ALL TOHO WINDS の皆様、「お家に帰るまでが遠足です」。
めでたく残務処理が終了するまで今しばらくお付き合い下さいませ。

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